栄養管理科

栄養管理科

当科は、病院、健康管理センターの栄養部門を統括し、栄養管理を通じて患者さま及び、人間ドック受診者の皆さま、地域住民の皆さまの栄養治療、栄養改善、保健予防業務に従事しています。給食部門においては、関連会社㈱厚生 給食課との協力体制で、“安心・安全・地産地消”を基本理念においしい食事の提供に努めています。

スタッフ

管理栄養士(常勤)9名 管理栄養士(パート)2名

業務内容

業務内容

栄養管理

入院患者さまに対して、コミュニケーションの構築とより適切な栄養管理を行うため、病棟担当管理栄養士を配置し個別管理を行っています。
また、チーム医療の一員として、栄養サポートチーム(NST)、褥瘡ケアチーム、嚥下チーム、緩和ケアチーム、その他各種チームに所属し、多職種と連携してより高度で専門性の高い医療に寄与できるよう取り組んでいます。

病棟訪問
NST回診・カンファレンス

食事相談・栄養指導

食事相談は、食欲不振、低栄養、嚥下障害など患者さまの様々な症状に対して個別に行っています。病棟担当管理栄養士にお気軽にご相談ください。

栄養指導は、食事療法が必要な患者さまに対して医師の指示のもと行っています。特に糖尿病教育入院においては、糖尿病専門医、多職種と連携をとりながら集団指導・個別指導を行っています。また、日常生活での食事管理につなげるための具体的な教育方法の一つとして、『バイキングによる糖尿病食事勉強会』を月1回開催しています。

※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため「バイキングによる糖尿病食事勉強会」は中止しています。

給食管理

給食部門は関連会社㈱厚生 給食課との共同で、入院治療食、センタードック食、展望レストラン、職員食、会議食、保育園幼児食などの食事提供を行っています。
2018年新施設移転の際には、新調理システム(ニュークックチル)を導入し、より安心・安全な食事の提供が可能となりました。

新調理システム(ニュークックチル)

クックチルとは、加熱調理(芯温75℃/1分)した食品を急速冷却し(加熱後30分以内に冷却開始し、90分以内に芯温3℃に冷却)、喫食時間に合せて再加熱し提供する調理システムです。

作業工程
下処理
調理(加熱・冷却・保存)
トレイメイク(冷蔵盛付け)
再加熱(配膳車プール)
行事食・郷土食

入院中の患者さまに、少しでも季節感を感じていただけるよう、手作りのカードを添えて行事食の提供に努めています。(年間15回)また全国厚生連栄養士協議会の取り組みで、全国各地の郷土食の提供を全国同一日に行うなど(年間6回)、日々の入院生活のなかで楽しみや安らぎを感じていただけるよう工夫しています。

お節料理(元旦)
桃の節句(ひな祭り)
開院記念日
七夕
クリスマス
統一献立(鶏飯)
展望レストラン

8 階の展望レストランでは、人間ドック受診者の皆さまに昼食の提供を行っています。メニューは“地産地消 ”を 基本として 、魚 料理・ 肉 料理が選べる形になっています。
また、おかわり自由なサラダバーは自家製のドレッシングとともに 県内産の新鮮な野菜を 使用しています 。

センタードック食(魚料理)

センタードック食(肉料理)

健康管理センター

栄養講話

人間ドックの受診者の皆さまに対する食生活問診票による食事評価、栄養講話、総合判定後の個別相談に従事しています。
また、健康指導課と連携して特定保健指導業務に携わり、健診後の受診者の方々に対して生活改善の支援を行っています。

料理教室

調理室を完備しており、外来患者さまや地域住民の皆さまを対象とした生活習慣病予防のための料理教室を定期開催しています。
また、各JAからの依頼に対して現地に出向き、栄養講話や調理実習を行っています。その他外部からの依頼にも随時対応しています。
※現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため院内での開催は中止しています。

調理室
生活習慣病予防料理教室
生活習慣病予防料理教室
県内JA からの依頼

認定資格

生活習慣病や慢性疾患 など 様々な疾患に対応し た、専門的な知識・技術を養うためのスキルアップが日々必要とされます。
当科では管理栄養士の各種認定資格の取得に努めています。

  • 日本糖尿病療養指導士 6名
  • 病態栄養専門管理栄養士 6名
  • 栄養サポートチーム(NST)専門療法士 4名
  • がん病態栄養専門管理栄養士 2名
  • 認定管理栄養士 2名
  • 日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)管理栄養士 1名
  • 健康運動指導士 2名
  • 在宅訪問管理栄養士 1名